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ご自分で眉のお手入れをしていて、うっかり眉をそりすぎてしまうというのは珍しいことではありません。「うわっ、どうしよう…」と焦ってしまう気持ちは分かりますが、ご安心ください。ちゃんと対処する方法があります。また眉毛を早く生やす方法についても、知識を深めておくとよいでしょう。ぜひ参考にしてみてください。
一番オーソドックスな方法は、そりすぎてしまった眉毛が再び生えてくるまでの期間、何かで隠してしまうというやり方です。とりわけある程度前髪が長い状態であれば、前髪で眉毛が隠れる、あるいはそりすぎた眉毛が目立たないようにする髪型を整えるとよいでしょう。
眉全体を隠すことが難しいという場合でも、眉毛のそばに前髪が来るような髪型にすれば、十分に人の視線を逸らすカムフラージュになります。また髪質が原因で前髪を垂らした髪型をキープするが難しいという場合には、前髪専用のヘアコスメがお勧めです。おでこの部分に塗ることで、前髪をしっかり固定する効果を発揮してくれます。
元々短い髪型で眉毛をカバーできるほど前髪が長くないという場合には、帽子で眉毛を隠す、あるいは人の視線が眉毛から逸れるようにするというやり方も有効です。寒い時期であればニット帽、暑い時期ならキャップ、その時々のファッションに合わせたハットタイプなど、状況に応じて適したものを使い分けるとよいでしょう。
化粧品を使って眉毛の形や色味を整えるアイブロウメイクは、女性にとってはお馴染みの行為ですが、男性では未経験という方も少なくないことでしょう。眉毛をそりすぎてしまった場合の対処方法として、アイブロウメイクはまさにうってつけの方法ですので、ぜひ知識を深めておいてください。
アイブロウメイクのなかで身近かつ手軽なのは、アイブロウペンシルを用いるやり方。文字通り鉛筆状になっており、そり落としてしまった眉毛の箇所に、色を塗っていくような感じで見た目を整えていきます。
より広い範囲の眉毛をそり落としてしまったという場合には、アイブロウパウダーを用いるとよいでしょう。濃淡2色がセットになっている場合が多いので眉毛の中央部分は濃いめに、眉頭と眉尻の部分は薄めに仕上げると、より自然な見た目とすることができます。
上記でご紹介しました通り、アイブロウペンシルやアイブロウパウダーなどのアイブロウメイクは、そりすぎてしまった眉毛を隠すのに有効ですが、その効果には限りがあります。それこそ入浴や洗顔の度にメイクし直す必要があり、暑い時期には汗で流れ落ちてしまうという心配もあります。元々、化粧に慣れていない男性にとっては、なかなかにハードルが高いというのが実情です。そこで注目したいのが、眉ティントという方法になります。
眉ティントもアイブロウメイクの一種ではありますが、眉毛の形状に合わせて液体を塗ると、皮膚の角質層に色が定着するという方法。一度行えば、1週間程度効果が持続し、汗や摩擦にも強いというのが大きなメリット。ただし諸刃の剣として、塗り方を失敗してしまうと、失敗した形状のまま1週間過ごさなければならなくなります。塗る際は慎重かつ丁寧に行わなければなりません。
そもそも眉毛というものは、個人差はあるものの、概ね3週間程度で新しい毛が生えてくるというものです。誤って眉毛をそり過ぎてしまったとしても、前述した方法でカムフラージュしながら、3週間程度を絶えれば、大丈夫です。その上で、より早く眉毛を生やすためのケアとしては、以下のような方法がありますので、参考にしてみてください。
これまた男性にはあまり馴染みがありませんが、健やかな眉毛を保つために用いる眉毛美容液というものがあります。商品によって多少の違いはありますが、主な成分として眉毛にハリやコシを与える「コラーゲン」と「ビタミンE」、肌を健やかに保ち、毛が生えやすい環境を整える「グリチルリチン酸」が配合されている場合が多く見受けられます。これらの成分が配合されたものを、入浴後に眉毛に塗ることで、より眉毛が早く生えてくる効果が期待できます。
まずは暴飲暴食を控えることが大前提。胃腸に負担がかかると栄養を吸収する能力が低下してしまい、ひいては眉毛にも栄養がしっかり行き渡らなくなってしまうからです。その上で、育毛を助ける成分を積極的に摂取することがお勧め。短期間で効果を実感するのは難しいかも知れませんが、長い目でみれば、試してみる価値はあるはずです。
具体的な成分としてはまず、育毛を助ける効果があるとされる「ピオチン」。レバーや大豆製品、卵、ほうれん草などに多く含まれています。もうひとつは毛の主成分であるケラチンの元になる「メチニオン」。肉類では鶏や牛、魚介類ならばカツオ、そして牛乳やチーズに多く含有されています。
先にご紹介しました通り、化粧品を用いたアイブロウメイクは、そり過ぎてしまった眉毛をカムフラージュするのに有効な手段ですが、その反面、メイク汚れが残ったままにしておくのはNG。肌荒れを起こしてしまうリスクが高まり、その結果、発毛にも悪影響を及ぼす可能性も高くなってしまうからです。眉毛にメイクを施した箇所にクレンジング剤を用いて、メイク成分をしっかり落とすことが大切です。
眉毛の発毛促進に限りませんが、マッサージを行うことで血行をよくすると、その分、栄養がより届きやすくなります。眉毛に関しても、より発毛しやすくなる期待がもてます。眉毛のマッサージのやり方としては、クリームやオイルなどを指になじませ、指の腹で眉毛部分をつまみ、眉間から眉尻の方向に移動させるというのがお勧めです
ご自分で眉毛ケアを行う際に誤ってそり過ぎてしまうというのは、つまるところ事前の準備不足や誤ったやり方で行っていることが原因と言えます。まずは眉毛専用のコーム(くし)、眉毛専用のハサミとカミソリを用意しましょう。
そうしたらカットに入る前に、なりたい眉毛の形をキチンとイメージします。その形状とするために、どの部分をカットしそり落とす必要があるかを確認。アイブロウペンシルを用いて理想の形状を描き込むのも有効です。
その上で眉毛コームを用いて毛流れを整え、理想の眉の形からはみ出してしまっている箇所を慎重にハサミでカット、あるいはカミソリでそり落とすようにすれば、失敗のリスクは大きく軽減できるはずです。
以上の通り、眉をそりすぎてしまった場合でも、対策の仕方はあり、決して慌てる必要はありません。落ち着いて正しいやり方で行えば、自己完結で問題をクリアすることもできます。
しかしながら人間というものは、焦って行ったり、正しい知識のないまま行って、よけいに傷口を広げてしまうということも行ってしまいがち。そうなってしまった場合、あるいはそうなるのが嫌だという場合には、その道のプロである眉サロンにて、対処してもらう、アドバイスをもらうというのが賢明です。